どうしても嫌いな人
同名タイトルの漫画があったように思います。
どうも、robeです。
いま私は、職場で引き継ぎを受けていまして。
来月末で辞めることになった人が一人いて、わたしが選ばれて、その方につきっきりで受けている。
そしてこの人に対して、私は嫌悪感が半端ないのです。今まで同じ職場ではあったけれど、ほとんど関わらないでよかったからあまり分からなかったのですが、今回かなり深く絡むことになって、驚くほどこの人の毒気に当てられている自分が、いる。
一見普通の女性なのに。仕事もできるし、立ち居振舞いもおかしくないのに。
ただ、優しさとか人の心の機微とか、なんかそういうものが決定的に欠けている人な気がする。
(言い過ぎなような気もするがあながち間違っていないような)
この人はおそらくここでは一番仕事ができるのに、肩を叩かれて辞めることになったようで。
正しくは「契約が更新されなかった」。
【契約社員の五年問題】が、おそらくその原因だろうとその人は分析しているし、多分それも一因なのだろうとは思う。(あとは業績不振がそれに後押しをしている)
でもわたしには、このひとが振り撒いている毒気が、本当の本当には原因な気がする。
この人とは働きたくないなあと思わせるなにかが、この人にはある。
わたしはもう、一日でも早くいなくなってほしいと思っている。苦笑。
この業務を一手に引き受けていたこの人がいなくなって、仮に分からない内容がでてきてもそれはもう一向に構わないから(そんなんは何とかするから)、早く早くここからいなくなってくれと切に祈って指折り数えている。
昨日の朝も「嫌だな嫌だな」と思いながら出社し、帰るときも「ああ嫌だったなあ、明日もきっと嫌だなあ」と思いながら帰ってきた。そして今朝も「嫌だなはああ」と思いながら出社した。
ものすごい毒気。
どうしても好きになれない人が、自分のすぐ身近にいることは、すごくつらいっす。
* * * * *
これだけ愚痴の連なりを書いていて、ふと気づいた自分の意識。
わたしはこの出来事を「不運」ではなく「試練」と捉えようとしているのだなあと。
「不運」と捉えたらこの状況が辛すぎるから、「乗り越えなきゃいけないもの」と捉えてる。
そして乗り越えた先には何らかの「成長」があると勝手に思っているから逃げ出さずにとりあえず出社しているのだと。
このことに対して
・早く嵐が過ぎ去るのを待つ。(忍耐力の強化)
・世の中には(職場には)好きになれない人がいるのは仕方ないのよという「大人な意識」をもつ。(成熟度の強化)
・自分の至らなさを振り返る(謙虚心の強化)
・相手のことを読みすぎなくらい慮る、「この人はきっと今辛いor追い詰められているんだろう・・・etc」(人間の深み)
これら諸々の成長を、乗り越えた先に会得できると思っているから、もう吐くほどいやだけど出社してるんじゃないかと思う。(え?大げさかな。いやでも、まじでそこまで大袈裟なつもりないです。今朝起きたら嚥下に違和感あるし。夜中歯軋りってるし。)
つまり逃げ出さないための口実を、「自分の成長」という名目にしてこの状況をなんとか「納得」させようとしているのです。
そして「ここから逃げる(仕事をやめる)」という選択をしないのは、その先にある、諸事(めんどうな諸々。就活をすぐにはじめなきゃいけない、etc・・・)よりは、今の方が耐えやすかろうという選択をしているに過ぎない。
どちらが大人だ、とか格好いいとか、じゃなく
単に「選択」の問題。
成長というていのいい言葉で、自分を納得させることが往々にしてある。
本当に成長しているのか、怪しいものだ・・・
(でもそうでも思わないと、やってらんないじゃないですか。何この罰ゲームって。)
とりあえず。
あとひと月ほどある、この人とのやり取りも、私は今のところは「乗り越える方の選択をする」でいるのだけど、なにか歯車が狂ったら分からないなと思う。
(この職場自体がちょっと怪しくなってきているので)